こんにちは
葛飾区の母子生活支援施設あゆみ苑です。
今日の担当はソーシャルワーカーの佐藤です
今回職員が受けた研修は
「トラウマインフォームドケア」
についてです。
このアプローチ法は医療や福祉の現場だけでなく、
教育や司法の現場でも活用されています。
トラウマを一言で表現すると、、、
「心のケガ」
です。
子どもの場合、
*幼ければ幼いほど
*面前DVにさらされる、もしくは虐待(暴言、暴力、ネグレクト、性的虐待)を受ける
このような条件がそろってしまうと
心により一層大きな傷を負ってしまいます。
その傷は、子どもが大きくなる過程でさまざまなトラブルを引き起こします。
「なんでこんなに静かなんだろう?」
「なんでこんなに落ち着きがないんだろう?」
「なんでこんなに攻撃的なんだろう?」
と家庭内、集団生活(保育園、学校など)、社会生活
いろいろな場面で、その子自身が/保護者が/周囲が
困ったり悩んだりすることがあります。
また、すでに大人になっている保護者自身も
自分が子どものころに置き換えてみると、
「あれは虐待だったのかも」
「あれは面前DV(保護者同士のケンカを見せられること)だったのかも」
と、思い当たることがあるかもしれません。
トラウマインフォームドケアには「4つのR」があります。
①Realize:トラウマの影響を理解する
②Recognize:その子(人)の行動や症状がトラウマの影響であることを、
当事者も周囲も認識する
③Respond:適切な対応を行う
④Resist re-traumatization:再トラウマを防ぐ
心のケガを和らげるためには、まずは当事者の言動を、
「なんでだろう?」
「どうしてだろう?」
と、本人はもちろん周囲の人間(家族や支援者)が
その根底に何があるのか(トラウマの影響があるのではないか)
という視点で考えることが重要です。
(「4つのR」のうちの①②)
「ひとりで悩んで、どうしたらいいのかわからない」
「何を言っても、何をしても、悪化するばかり」
私たちは、
困っている・悩んでいるお母さんの気持ちを受け止めて
心穏やかに、安全に生活できる方法を
一緒に考えるお手伝いをいたします。
そのために、日々、知識をブラッシュアップしています.。
あゆみ苑は
お子さんとお母さんが安全で安心して生活できる場所を提供しています。
どうぞお気軽にご相談ください。
佐藤