こんにちは
葛飾区の母子生活支援施設あゆみ苑です。
今回の担当は少年指導員の二瓶です
皆さんは災害時の備蓄品を準備なさっていますでしょうか?
9月は防災月間ということで、あゆみ苑の災害時備蓄品についてご紹介します。
今回は数ある備蓄品の中から4種類をお見せします。皆さんの備蓄品選びの一助になれば幸いです。
1、ライフストックゼリー
「3.11」東日本大震災。その震災経験から教訓を得て開発に至ったという商品。5年半もの長期保存が可能なゼリータイプの非常食です。
エネルギー補給に適しているエナジータイプ(写真右と中央)と、栄養補給を重視して作られたバランスタイプ(写真左)の2種類があります。
両タイプともゼリー状になっており、エネルギー・栄養・水分の3つを同時に補給することが可能です。
水以外で水分が取れるということはもちろん、開けてすぐ食べられるという手軽さも嬉しいポイントですね。
2、衛生関係のシート
災害時、水(お湯)が使えない時に困ることの一つとして、シャワーやお風呂の利用が考えられます。
身体のかゆみや不快感、臭いが気になり、徐々にストレスが溜まっていきそうですよね。
不衛生になることにより避難所などで感染症が発生するおそれもあります。
そんな時役に立つのが清潔感を保てる衛生関係のシート。
身体を拭くことができるボディシート(写真左)、髪の毛と地肌を拭けるドライシャンプーシート(写真中央下)、歯を拭くことができる歯磨きシート(写真右・中央上)。
こちらの3種類のシートがあれば、シャワーを浴びた時と同じとまではいかないまでも、ある程度身体の清潔感を保つことができますね。
お手拭き用の除菌シートを常備している方は多いかと思いますが、これら3種類も備えておくとより良いかもしれません。
シートを使うことで災害時に貴重な水を飲用として取って置くことができるので、そういった面でも備えておくと役に立ちそうです。
3、液体ミルク
赤ちゃんのいるご家庭ではミルクの備蓄は重要ですよね。
あゆみ苑では、キューブタイプのミルクと常温でそのまま飲める液体ミルクを用意しています。
キューブタイプのミルクですとお湯が必要で手間もかかってしまう為、被災時の余裕のない状況にはあまり適さないのではないかと考えます。
そこで、お湯も手間もなくて済む液体ミルクの出番です。
こちらの液体ミルクは専用のアタッチメントを缶の口に取り付けることで、哺乳瓶に移すことなく缶のまま飲むことができます。洗う物も少なく済みますね。
4、アレルギー対応のクッキー
施設として多くの方の為に備蓄品を用意している以上、様々な事情をお持ちの方への配慮が必要になってきます。その一つとして、アレルギーへの対応があります。
ここではクッキーを紹介していますが、もちろんクッキー以外にもアレルギーに対応している食料をご用意しています。
(先程のライフストックゼリーもアレルギーに対応しています)
小腹が空いた時やおやつの時間のために、ご飯もの以外にこういったクッキーなどを用意しておくと、お腹も心も満たせそうですね。
ところで、パサパサした物を食べると水分を欲しくなる方も多いのではと思います。個人的には、これが脱水対策の一つになるのではないかと思っています。
パサパサした物を食べる→喉が渇く→水分をとる
と言った具合ですね。
あくまで希望的観測ですが、パサパサした食品も用意することで自然にこまめな水分摂取をしてもらえたらと思っています。
以上、ほんの一部ですがあゆみ苑の災害時備蓄品のご紹介でした。
二瓶